10年後の4月の空

日頃のよしなしごと備忘録

みんなちがって、みんないい

今日。

幕張メッセで行われていた「ニコニコ超会議」のイベントに行ってきました。

 

多分、突き詰めて言えば、それぞれのクオリティーもそんなでもないし、売れるような要素も少ない。(それぞれも、全体的にも。)

でも、私はこのイベントが大好きです。

 

オタクの文化祭。

みんな、好き勝手に好きなことをして、好きな衣装を着て、楽しんでいる。そんな感じ。

それを責めたり、騒いだりする人もいなくて。

 

コスプレ(様々過ぎて一概に言えない)を見ていると、綺麗だったり、面白かったりするんだけど、撮影用の方以外にも、普通に場に溶け込んでいる人が多く、それは(異世界ゲームで言うなら)エルフとかノームとかが共存してる感じですよね。

 

自衛隊ブースでは(その存在はまた、法的にはいろいろ難しいんだけど)海上自衛隊の「南極の氷」に素直に感動して、隊員の方と「一万年前の空気って、ロマンがありますね」と話したり、航空自衛隊VR(画像は荒いが、垂直に旋回したりして迫力のある)を見てティッシュと葉書を無料でもらったり。(←実は税金から?)

誇りを持って仕事をされているような方が多く、その点で感動することも多かったです。

 

お目当ての「超歌舞伎」は、例年以上に気合いの入った、中村獅童さんの演技に涙。

素晴らしい、素晴らしい、素晴らしい!

歌舞伎は、この世の華です。(これはまた、別の機会に。)

 

もう一つお目当ての「超法要」は、24時間、眠るまで聞いていられるような、リズムとメロディー。

トランスですね。癒されます。

 

まあ、ここまでニコニコの宣伝のようになってしまいましたが…。

おそらく、楽しめない人も居ると思いますし、経営的にも、そんなに儲からないかもしれません。厳しい目で、批判の目で見ればいろいろあるかと思います。ツッコミどころも多いです。

 

でも、やはりこのイベントの存在は素晴らしいと思うのです。

それぞれの趣味を「華」咲かせ、多いに楽しむ。

 

寛容であること。

いろんな価値観を楽しむこと。

大げさに言えば、

「自分の存在を許されること。」

 

そんな場が、お祭りとして開かれるイベント。(普段は普通に暮らしているので、まさしく日本文化の「ハレとケ」ですね)

それを開催してくれる運営の方々に、感謝します。

関係者のみなさん、ありがとうございました!