みんなちがって、みんないい
今日。
幕張メッセで行われていた「ニコニコ超会議」のイベントに行ってきました。
多分、突き詰めて言えば、それぞれのクオリティーもそんなでもないし、売れるような要素も少ない。(それぞれも、全体的にも。)
でも、私はこのイベントが大好きです。
オタクの文化祭。
みんな、好き勝手に好きなことをして、好きな衣装を着て、楽しんでいる。そんな感じ。
それを責めたり、騒いだりする人もいなくて。
コスプレ(様々過ぎて一概に言えない)を見ていると、綺麗だったり、面白かったりするんだけど、撮影用の方以外にも、普通に場に溶け込んでいる人が多く、それは(異世界ゲームで言うなら)エルフとかノームとかが共存してる感じですよね。
自衛隊ブースでは(その存在はまた、法的にはいろいろ難しいんだけど)海上自衛隊の「南極の氷」に素直に感動して、隊員の方と「一万年前の空気って、ロマンがありますね」と話したり、航空自衛隊のVR(画像は荒いが、垂直に旋回したりして迫力のある)を見てティッシュと葉書を無料でもらったり。(←実は税金から?)
誇りを持って仕事をされているような方が多く、その点で感動することも多かったです。
お目当ての「超歌舞伎」は、例年以上に気合いの入った、中村獅童さんの演技に涙。
素晴らしい、素晴らしい、素晴らしい!
歌舞伎は、この世の華です。(これはまた、別の機会に。)
もう一つお目当ての「超法要」は、24時間、眠るまで聞いていられるような、リズムとメロディー。
トランスですね。癒されます。
まあ、ここまでニコニコの宣伝のようになってしまいましたが…。
おそらく、楽しめない人も居ると思いますし、経営的にも、そんなに儲からないかもしれません。厳しい目で、批判の目で見ればいろいろあるかと思います。ツッコミどころも多いです。
でも、やはりこのイベントの存在は素晴らしいと思うのです。
それぞれの趣味を「華」咲かせ、多いに楽しむ。
寛容であること。
いろんな価値観を楽しむこと。
大げさに言えば、
「自分の存在を許されること。」
そんな場が、お祭りとして開かれるイベント。(普段は普通に暮らしているので、まさしく日本文化の「ハレとケ」ですね)
それを開催してくれる運営の方々に、感謝します。
関係者のみなさん、ありがとうございました!